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長崎県北振興局の松尾英紀局長にご訪問いただきました。

今回は、長崎県北振興局の松尾英紀局長にご訪問頂きました。
県北地域における現在の取組のいくつかを、ご紹介頂きました。

それでは、よろしくお願いします。

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県北振興局長 松尾 英紀

県北振興局は、長崎県の北部、西は宇久島、小値賀島から東は伊万里湾に至る県北地域に位置する佐世保市など4市5町を管轄しています。
本県においては、人口減少や少子高齢化の急速な進行など、本県を取り巻く社会経済情勢が大きく変化する中、将来を展望しながら新たな視点で長崎県づくりを計画的に進める必要があることから、平成27年に「長崎県まち・ひと・しごと創生総合戦略」、「長崎県総合計画チャレンジ2020」を策定しました。
県北地域における取組としましては、総合戦略の中で、県境周辺地域という県北地域の特性を活かし、隣県の佐賀県との広域的な連携を一層強化することにより、交流人口の拡大等を図ることとしています。また、総合計画の中では、県北地域のめざす姿を「西九州自動車道などの高速交通網の整備や国際港としての佐世保港機能充実を図り、活発な他県や海外との人・物の流れによる、賑わいにあふれ、あらゆる産業が発展する活力ある県北地域」と定め、その実現に向けて、「1福岡県との近接性など県北地域の特性を活かした人が集い、賑わうまちづくり」、「2県北地域ならではの優れた資源を活かした力強い産業拠点づくり」、「3すべての人が安心して活き活きと暮らせる住みよい県北地域づくり」という3つの方向性に沿って取り組むこととしています。
一方、長崎大学及びCOC+参加大学におかれましては、「観光」や「医療・福祉」、「教育」、「海洋エネルギー・海洋環境」を重点領域に位置づけ、地域に貢献できる人材の育成を目指すこととされております。県におきましても、総合戦略等に沿ってこれらの分野の産業振興・雇用創出の取組を行っていますので、今回、私の方からは、そのうちの1つである「観光(交流人口の拡大)」について県北地域の状況を報告したいと思います。
県北地域においては、昨年4月に「日本磁器のふるさと 肥前」と「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴」が日本遺産に認定され、来年に向けては「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録が予定されるなど、国内外からの注目が集まっています。また、本年1月に、佐世保港が国の「官民連携による国際クルーズ拠点」に選定されたことにより外国クルーズ船の更なる増加や、西九州自動車道の延伸に伴う福岡都市圏からのアクセス改善が見込まれるなど、交流人口の拡大が期待されます。このような状況の中、県北地域においては、観光情報の発信をはじめ、地域資源の磨き上げによる受入体制の整備や域内の拠点をつなぐ広域観光を促進するための取組が行われていますので、現在の取組をいくつか紹介します。

○県北地域内の広域観光の推進

「ながさき県北観光協議会(県北振興局管内の4市5町、観光協会、交通事業者等で構成)」において、平成27年度に造成した広域観光コースの定着を図るため、メディア招聘を実施。また、佐世保港に入港する外国クルーズ船乗客の広域観光を促進するため、日本国内での旅行手配を行っているランド旅行社を招聘

○日本遺産「日本磁器のふるさと 肥前」の活用

「肥前窯業圏活性化推進協議会(長崎県、佐賀県、関係市町、観光協会等で構成)」において、日本遺産の認知度向上を図るとともに肥前窯業圏への誘客を促進するため、各種メディア等による情報発信や肥前陶磁器文化の魅力を伝えるイベント、関連する商品開発 ワークショップ、ガイド研修等を実施


○平戸・小値賀・上五島の観光ルート形成推進

「平戸・小値賀・上五島観光ルート形成推進協議会(平戸市、小値賀町、新上五島町、観光協会で構成)」において、現在、定期航路がない平戸と小値賀の間をチャーター船でつなぎ、観光客が点在する世界遺産(候補)の構成資産をスムーズに周遊できる観光ルートの形成を図るため、旅行会社の招聘や観光客を対象にしたモニターツアーを実施


※観光物産フェアのイメージ写真

○福岡都市圏等からの誘客促進

「北松浦半島広域観光連携協議会(平戸市、松浦市、伊万里市、観光協会で構成)」において、福岡都市圏等からの誘客を図るため、合同の観光物産フェアの開催やいち押し観光素材を集約したパンフレットの作成等を実施

県北地域には魅力ある資源が存在し、その資源を活用した取組が行われています。私は、地域全体の人口が減少する中で、交流人口を拡大することが、地方への新たな人の流れを生み出し、地域に活力をもたらすとともに、ひいてはUIJターンの促進や圏域全体の魅力の向上と発展に繋がるものと考えています。今後も地域の皆さんと連携し、一丸となって交流人口の拡大に取り組んでいきたいと思います。

COC+事業の推進により、本県の交流人口拡大を牽引する若い力が育つことを期待します。


平成29年6月29日



県北振興局長 松尾 英紀